残業少なめで身体的負担の少ない治験
治験は新薬を開発しているお薬の実験施設、ということはみなさんご存知だと思いますが、そこで実際に看護師さんがどのような役割でどんな仕事をしているのでしょうか。
まず、一番大切な仕事は、被験者の健康管理と治験内容の説明です。治験で使用されるお薬は、すでに動物実験などで何度も検証を重ねてきたお薬。しかし、人に対して効果が出なければ意味がないばかりか、副作用などの情報を得ることはとても重要となります。
被験者はとても不安を抱えているので、まずは丁寧な説明が必要。そのためにはしっかりとした知識を持つことが大切です。また、毎日の健康状態を把握すること、記録すること、伝達することが大切。つまりコミュニケーション能力とアウトプットする力が必要になります。
他にも治験コーディネーターという職種も、今では看護師への需要が増えており、これは臨床試験を行う医師とそれを試す被験者を仲介うする仕事です。
治験で働くメリットは、なんといっても無理のない勤務時間と土日に休めること。被験者は健康な方ですので、病気と向き合う看護に自信のない方や一般企業でお仕事をしてみたい方におすすめです。
保育園や保健所など公的機関で安定して働く
看護師の職場は医療機関以外にも幅広くあります。そのひとつで最近、注目があつまっているのが、保育園看護師です。その名の通り保育園に勤務する看護師資格を持った人のことで、園児たちからは「先生」と呼ばれるかも。
保育園看護師の一番の仕事、それは院内感染を予防し、園児の日々の健康管理をすることです。また突発的な怪我や急病に対応し、園児をサポートしていきます。さらに健康だよりを作成したり、保護者の育児・発育に関する相談にのったり、食育アドバイスをするなど、できることは多岐にわたります。
ただし、保育園によって任されるお仕事の範囲はさまざま。看護師が主体で任される場合もあれば、保育士に近い仕事を任されるケースも。転職前にその保育園をよく知ることが大切です。
保育園看護師として働くメリットは、元気な子どもたちが相手だということ。子どもが好きな人にはおすすめです。また土日祝日や残業面は保育園によりますが、病棟の常勤よりは負担が少ない場合がほとんど。この点もしっかり確認してから決めて下さいね。
看護師でも一般企業で活躍できる!
先ほども言いましたが、看護師が活躍できるステージはさまざま。最近では大企業などで看護師を雇い、社員の健康管理をしたり、また企業の開発する製品の安全性や健康面のアドバイスをするなど、看護師の役割もひろがっています。
製薬会社が看護師を採用していることもあります。
他にも看護師の経験を生かしたライティングを求める企業もありますよ。デスクワークが希望なら、保健所や公的機関での健康相談窓口などでも募集がありますが、保健師の資格があればより幅広い活躍の場を得られます。看護師資格をお持ちの方しか受験でいない資格を取ることで、キャリアの幅を広げていくこともできますよね。
公的機関では、土日休みで定時で仕事を終えることができるので、ブランクからの復職の看護師さんに人気があるようです。
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