ブランクからの復職ならチェックして事業所の規模と内容のまとめ

事業所の規模は大きいから大変なわけじゃない

少人数だからの大変さも知っておこう

ブランクから復職する方で、よく聞くケースは、「大きな病院は患者数も多く、症例もさまざまで忙しくて大変そうだから、小規模でアットホームな感じの小規模病院を選ぼう」ということです。しかし、必ずしも大規模病院は大変で、小規模は楽というものではありません。
例えば、職員の人数です。小規模病院では確かに大規模病院に比べて、患者数は少ないかもしれません。しかし、スタッフも同様に少ない人数でまわしているケースがあり、その場合、一人にかかる仕事の量は大きくなる可能性があります。また、突然のお休みを希望したいときも、大規模病院なら代わりの職員がみつかりやすいけれど、少数精鋭の小規模病院だと人が足りなくなったり、休みの分の負担が出勤者に増える可能性もあります。他にも小規模であっても専門性の高い病院なら、他府県からも患者さんが集まることがあるかもしれません。もちろん、小規模で、地域に密着し、ゆったりと患者さんの触れ合える小規模病院もたくさんあります。
つまり、大規模だから、小規模だからという基準だけで判断するのは危険といことです。しっかりとその医療機関を確認し、求人を探すことが大切なのです。

医療機関にもよりますので、自分が入りたい事業所の状況をしっかり確認することが大切です。

教育体制が整っているか。聞きやすい環境か。

ブランクから久しぶりに現場に入って、心配なのは業務をしっかりできるかなど。その際、重要になってくるのが教育環境ですよね。教育制度がちゃんとしているところで、安心してスタートを切りたい方もおおいのでは。

ここで、気をつけていただきたいポイントは、教育制度だけがベストな環境とは限らないということ。制度として、教育システムがあるところでも、実際は忙しさの中、そのシステムが有効に活用されていないことがあるかもしれません。質問はしやすい雰囲気なのか、困ったときに誰に助けを求めればいいのか明確かなど、システムだけではない院内の雰囲気も大切。教育システムがない病院でも、マニュアルには頼らない職員全体でサポートしてくれる病院もあります。
実施にその病院にいってみて、雰囲気を感じてみたり、またはそこで働いているスタッフに聞いてみたり、転職サイトのコンサルタントに聞いてみるのも手ですよ。

看護師の配置7対1と実際の環境

私は全般的な転職サービスのコンサルタントの会社にいたので、看護師に特化していたわけではありませんが、医療機関へのご紹介も経験があります。幅広い職種を見ていても、医療機関の転職は資格のある人の転職の中でもとても特殊だと感じます。

特に職場によって仕事内容や環境が大きく変わりますよね。例えば、看護基準7対1であっても、そこが最先端医療を扱う病院なのか、それとも見取りまでやる緩和ケアなのかなのでもまったく違ってきます。ですから、求人の募集要項の文字だけを見ていては、真の職場の姿が見えてこないんですよね。

また入院基本料をしっかり取りたいやめに、7対1の看護師配置に無理をしているところもあり、必ずしも7対1だからゆとりのある環境だとは言い切れない部分もあるようです。それでも比較すると、15対1のところより7対1の病棟の方が離職率は低めです。
病院がどのような医療を行っているかもあわせて、看護師配置を確認することが大切です。

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